機構設計をやっていると円周率を入力することがあります。
普通の計算では、3.14を使用して計算することが多いと思いますが、CADで3.14を使用すると誤差が発生してエラーになってしまう場合があります。
誤差やエラーを起こさないためにも、きっちり円周率を定義してやりましょう。
ここでは、スケッチ寸法拘束を使用して円周率を定義します。
(例)直径10mmの円があります。その円の円周分だけの直線を引きます。
円周を求める公式は、
円周 = 直径 × 円周率
1.スケッチに入り、直線を引きます。
2.スマート寸法で直線の長さを定義します。
このときに 10 × pi と入力します。
円周率を pi と入力することで誤差がなくなります。
3.これで誤差のない円周長さが定義できました。